%パーセントラボ

元の値を逆算する — 割引価格から定価、昇給後の金額から昇給前の金額

20%割引後の価格80,000円の定価は? 変化後の値にパーセントを足し戻すと間違える理由と、正しい割り算の公式を例で解説します。

計算機で試してみる →

割引価格・昇給後の月給・税込価格のように、すでにパーセントが適用された値しか分からないとき、適用前の値を求める計算を逆算といいます。いちばん多い間違いは、パーセントを逆向きにもう一度適用することです。

間違った方法と正しい方法

20%割引後の価格が80,000円のとき、定価は?

割引後の価格は 定価 × (1 − 割引率) なので、逆にたどるには掛けたものを割る必要があります。

元の値 = 変化後の値 ÷ (1 ± 割合)

増加したなら (1 + 割合)、減少したなら (1 − 割合) で割ります。

身近な例

希望の金額を受け取るにはいくら請求すべきか

手数料3.3%を引かれて手元に1,000,000円を受け取りたいなら、請求額は 1,000,000 × 1.033 ではなく 1,000,000 ÷ 0.967 ≈ 1,034,126円です。1,033,000円を請求すると、手数料34,089円を引かれて998,911円しか受け取れません。

複数の段階が重なったとき

20%割引後にさらに10%追加割引した価格が72,000円なら、定価は 72,000 ÷ (0.8 × 0.9) = 72,000 ÷ 0.72 = 100,000円です。各段階の倍率をすべて掛けて、一度に割ればよいのです。

100%減少は逆算できない

100%割引された価格は0円なので、元の値は分かりません(0で除算)。この計算機はこの場合、結果の代わりに「計算できません」と表示します。

検算の習慣

逆算の結果に元の割合をもう一度適用して、最初の値が出るか確認しましょう。100,000円の20%割引 → 80,000円。パーセントタブの4行目(増やすと・減らすと)がこの検算をすぐにしてくれます。

計算機で試してみる

パーセントタブの5行目で割合、増加・減少の方向、変化後の値を入れると、元の値と計算式が表示されます。

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